週末のみ栃木出張から帰ってきて来週には再び栃木に行かなくてはならないということで免許更新をどうしようか悩んでいる中の人です。

栃木に行く前に購入して紹介できていない模型がもうひとつあったので紹介していきたいと思います。

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マイクロエース A3390 E491系「East i-E」3両セット(加工品)

以前マイクロエースより発売されていたE491系の加工品です。
マイクロ純正のブックケースではなく前オーナー様によりKATOの4両用ブックケースに収納されていました。ちなみに我が家では初のマイクロ製品となります。

実車は国鉄から継承し老朽化が進む193系等の検測車の置換え用に2002年6月に新造された交直流型検測電車です。車体はE257系をベースとしていますが、屋根上に機器類を多く搭載しながら狭小トンネルに対応する必要があることから全体的に低重心な設計となっています。兄弟車の非電化線区用キヤE193系「East i-D」とともにJR東日本・JR北海道の狭軌在来線および直通する私鉄・第3セクター線を中心に各地で活躍しています。
模型としては、兄弟車のキヤE193系とともにマイクロエースより2度に渡って生産されており、今回購入したのは再生産ロットをベースに郡山総合車両センターにて床下が郡山グレーに再塗装された後の仕様に加工されたものになります。

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ケースはKATOの4両用ブックケースということで特にマイクロエースらしさはありません。

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ライト類の点灯状態です。ヘッド・テールライトともLEDにより点灯しますがあまり明るくはないです。前照灯は点灯箇所による色分けがされていますが色味は実車とは多少印象が異なるように感じます。
前面の印象把握や塗装・印刷は良好で実車のイメージにかなり近いものに仕上がっています。
製品状態では前面カプラーはダミーカプラーが装備されていますが、前オーナーによりKATOの双頭カプラーに交換されています。

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カプラーがKATO製双頭カプラーに交換されているため、自連・密連(フック無)ともに連結は可能ですが、あくまでダミーカプラーの代替として交換されておりカプラーの首振り機構がオフセットされているため、機関車等と連結しての走行は不可能となっています(直線のみなら走れますが曲線は曲がれません)。

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中間のカプラーも製品状態ではアーノルドカプラーが標準装備ですが前オーナーによってTNカプラーに交換されていたため、当方ではカプラーの交換は一切行っていません。

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ATACS対応化工事施工前の仕様がプロトタイプということでクヤの屋根上はほとんど機器が載っていない状態が再現されています。

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先頭車の検測用パンタグラフはTOMIX製のものに交換されています。クヤとクモヤの2両に1基ずつ搭載され、実車では検測実施時に進行方向後ろ側のみが使用されており、進行方向前側と回送時はこのパンタグラフは使用されません。

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架線離隔測定装置は「歩行注意」のステッカーまで詳細に再現されています。

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側面から見た際の印象把握も良好です。
East i-Eのロゴも綺麗に印刷されています。
台車および床下機器は製品状態では新造時の濃灰ですが、KY出場車の特徴である明るいグレーに塗装されています。

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側面の検測用ライトはモールドにより再現されていますが点灯はしません。

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モヤの屋根上は交直流車らしいごちゃごちゃ感が一体成型のパーツにより再現されています。

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走行用パンタグラフはE653系やE751系と共通のシングルアームパンタグラフで、他社から類似形状のパンタグラフが発売されていないため交換はされていません。形状は良いのですが他社のパンタグラフに比べるとパンタを上げたときの安定感がないように感じます。

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交直流の配管は一体成型ですが、前オーナーにより塗装が施されており製品状態よりも精密に見えます。
実車では走行用パンタグラフも進行方向後ろ側のみを使用するため、パンタを畳んだ時の形状も重要ですがこのパンタグラフに関しては畳んだ時の状態に違和感はありません。
サーチライトについては同社の新幹線の方のEast iでは点灯していたはずですが、在来線の方ではモールド表現によるダミーとなっており点灯はしません。

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クモヤの屋根上はクヤと共通の機器に加えて発電ブレーキの抵抗器が搭載されているのはしっかりと再現されています。ATACS対応工事前の仕様ということで、屋根上のアンテナは3本となっています。

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抵抗器については、配管類までしっかりと再現されており、このあたりは他社とは異なるマイクロらしさを感じます。

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一部キヤE193系と金型を強要しているためか、前面のルーバー(?)は印刷による表現となっています。

では各車を見ていきたいと思います。
プロトタイプは埼京線へのATACS導入により2019年にATACS関連機器が搭載される以前の勝田車両センター(水カツ)E491系です。

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クヤE490-1
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モヤE490-1
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クモヤE491-1  動力車

マイクロ製品=塗装・印刷は良好だが似てないうえに動力がよくないというイメージがあり、今まで購入を避けてきていましたが、この製品は印象把握も良く動力も非常にスムーズだったためクソ高くなければマイクロのネタ車も積極的に導入していきたいなと感じました。

最後は、実際に検測のため入線する旧東北本線の青い森鉄道青い森701系との並びで締めたいと思います。

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