一応期末試験が終わったものの欠点量産して追試祭りなんじゃないかと戦々恐々としている中の人です。
試験勉強の兼合いで遅くなりましたが、8月入線の中古車シリーズ最後の製品を紹介していきたいと思います。
KATO 10-1313 681系「しらさぎ」6両基本セット
KATO 10-1314 681系「しらさぎ」3両増結セット
今年になってサンダーバード仕様の681系が再生産されましたが、今回入線したのはサンダーバードではなく何年か前にKATOより発売された681系しらさぎです。
実車は大阪~北陸方面の特急「雷鳥」で使用されていた485系置換えのため設計・製造された、JR西日本初の交直流特急形車両で、特急「スーパー雷鳥サンダーバード」(後の特急「サンダーバード」としてデビューしました。
後継の683系の登場や北越急行経由の特急「はくたか」の160㎞/h運転開始などに伴い、一部車両が越後湯沢~金沢間の特急「はくたか」に転用されました。さらに2015年3月の北陸新幹線金沢延伸開業に伴う特急「はくたか」廃止に合わせ、試作車の1000番台及び一部付属編成を除く全車が、名古屋~米原~金沢間の特急「しらさぎ」に転用され、同時に転用された元北越急行の681系2000番台・683系8000番台とともにJR東海区間への乗入れも開始しています。
模型としては以前からKATOより「サンダーバード」仕様として製品化されていたもののバリエーション展開で、元はくたか用の編成がモデルとなっています。
ケースは6両基本セットが6両用ウレタンの通常ブックケース、3両増結セットが3両用ウレタンの小型ブックケースといつも通りの構成ですが、流線型クハ収納部は車体形状に合わせてウレタンに切欠きが入っています。
セット構成は実車の基本編成が基本セット、付属編成が増結セットとなっており、金沢地区の特急「ダイナスター」やホームライナー、閑散期および名古屋~米原間の「はくたか」などは基本セットのみで再現可能です。
むしろ現在のしらさぎ用681・683系の運用で付属編成を連結した9両編成の運用は、休日や繁忙期の「しらさぎ」(米原~金沢間)のみですので増結セットを無理に買う必要はないまであります。
付属品はアンテナ類のランナー、ホイッスル、交流避雷器、ベンチレーター、ライトスイッチ操作用ドライバーと行先表示シールです。
行先表示シールの内容は愛称表示と行先表示、客扉横の号車・自由席指定席表示で愛称と行先は以下の通りです。
愛称表示:しらさぎ ダイナスター 能登かがり火 ホームライナー
行先表示:名古屋 米原 金沢 福井 和倉温泉 関ヶ原 大垣
定期列車で運転される基本的な行先はしっかり収録されています。
非貫通顔ライト類の点灯状態です。ライトはヘッドライトが電球色、テールライトが赤色で明るく綺麗に点灯します。従来のKATO製681系は光源が電球だったり黄色LEDだったりしたはずですが、このしらさぎ仕様から電球色LED基盤に変更になり、ヘッドライトが明るく綺麗に電球色で点灯するようになりました。
前面の造形は良さげですが、運転台部分はおでこライトへの導光機構が目立ち、設計の古さは感じます。
貫通顔のライト点灯状態です。こちらも電球色・赤色LEDで明るく綺麗に点灯します。
貫通顔も非貫通顔同様に造形は良いですが、683系でが再現されているライトカバーが再現されておらず、導光材がむき出しになっている点はやはり設計の古さを感じます。E351系なんかは最後の生産でライトカバーを設定したので681系も今年の再生産で…、と思っていたりもしましたが改善されてなかったですね。
貫通形先頭車の前面カプラーはフック付きの密連型KATOカプラーとなっています。これは227系ASSYで2段電連パーツが確保でき次第、フックなしカプラーに交換予定です。
先頭車同士の連結面です。カプラーを前に引き出して首振りをするいつも通りの構造なので、連結間隔は広めです。
中間カプラーは台車マウントのジャンパ管付きKATOカプラー密連型が標準で装備されています。
連結間隔はボディマウントカプラーほどではありませんが実感的な狭さとなっています。
元はくたか用編成がプロトタイプということで、はくたか時代の160㎞/h運転対応のため装備されていたディスクブレーキを表現するため銀色車輪採用となっています。台車は重厚感があり良さげです。
サハ681のフリースペース(?)部分の窓もしっかりと再現されています。
各種アンテナ類は別パーツと屋根板との一体成型を混用し、立体的に再現されています。従来製品では再現されていなかった寒冷地仕様のカバー付きホイッスルもこの製品から再現されるようになっています。
非貫通顔先頭車は横から見てもしっかり681系のシルエットに見えるよう、流線型形状が再現されています。
ブルーとオレンジのしらさぎ帯やJRマーク、保安装置表示などは綺麗に印刷されています。
行先表示・愛称表示は最近の凹モールドではなくガラスパーツによる再現となっているため、室内灯を入れればちゃんと光ります。
ドア横の表示器のみ製品状態では凹モールドでの再現となっていますが、シールを貼らない場合製品状態のボディ色だとあまり見栄えが良くないので黒色で着色をしています。
パンタグラフ周りは交直流機器が屋根板へのモールドで再現されています(直流避雷器・交流避雷器のみ別パーツ)。色が屋根と同色なので寂しいですが、造形自体は精密に作られており塗分けをすれば化けると思います。
クーラーは号車によって3種類が作り分けられています。基本設計は古いですがしっかりと作りこまれていて見栄えは良いです。
では各車両を見ていきます。
プロトタイプは金沢総合車両所(金サワ)所属のW02編成(基本編成)、W12編成(付属編成)です。
←米原 名古屋・金沢→
1号車 クロ681-8 グリーン車 基本セット
2号車 サハ680-16 基本セット
3号車 モハ681-4 基本セット
4号車 サハ681-208 基本セット(動力車)
5号車 サハ680-15 基本セット
6号車 クモハ681-508 基本セット
7号車 クハ680-509 増結セット
8号車 モハ681-207 増結セット
9号車 クハ681-9 増結セット
以上、681系しらさぎの紹介でした。
「はくたか」廃止前から順次はくたか用681系のしらさぎ色への塗装変更は進められていたため、この製品の基本セットと増結セットのモハを入れ替えることで、最晩年の特急「はくたか」を再現することも可能です。
現在は北陸地区のダイナスター・能登かがり火でも使用されるためか、先代の683系2000番台には貼られていた「SHIRASAGI」のエンブレムステッカーが現行の681系・683系8000番台では貼られておらずちょっと側面が寂しく感じるこのしらさぎ用681系ですが、2024年以降に予定されている(らしい)置換えの時まで元気に走ってもらいたいです。
最後は、時期は被らないものの同じ金サワ所属の特急車で、「能登」の名を関する列車で使用されていた489系能登との並びで締めたいと思います。
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試験勉強の兼合いで遅くなりましたが、8月入線の中古車シリーズ最後の製品を紹介していきたいと思います。
KATO 10-1313 681系「しらさぎ」6両基本セット
KATO 10-1314 681系「しらさぎ」3両増結セット
今年になってサンダーバード仕様の681系が再生産されましたが、今回入線したのはサンダーバードではなく何年か前にKATOより発売された681系しらさぎです。
実車は大阪~北陸方面の特急「雷鳥」で使用されていた485系置換えのため設計・製造された、JR西日本初の交直流特急形車両で、特急「スーパー雷鳥サンダーバード」(後の特急「サンダーバード」としてデビューしました。
後継の683系の登場や北越急行経由の特急「はくたか」の160㎞/h運転開始などに伴い、一部車両が越後湯沢~金沢間の特急「はくたか」に転用されました。さらに2015年3月の北陸新幹線金沢延伸開業に伴う特急「はくたか」廃止に合わせ、試作車の1000番台及び一部付属編成を除く全車が、名古屋~米原~金沢間の特急「しらさぎ」に転用され、同時に転用された元北越急行の681系2000番台・683系8000番台とともにJR東海区間への乗入れも開始しています。
模型としては以前からKATOより「サンダーバード」仕様として製品化されていたもののバリエーション展開で、元はくたか用の編成がモデルとなっています。
ケースは6両基本セットが6両用ウレタンの通常ブックケース、3両増結セットが3両用ウレタンの小型ブックケースといつも通りの構成ですが、流線型クハ収納部は車体形状に合わせてウレタンに切欠きが入っています。
セット構成は実車の基本編成が基本セット、付属編成が増結セットとなっており、金沢地区の特急「ダイナスター」やホームライナー、閑散期および名古屋~米原間の「はくたか」などは基本セットのみで再現可能です。
むしろ現在のしらさぎ用681・683系の運用で付属編成を連結した9両編成の運用は、休日や繁忙期の「しらさぎ」(米原~金沢間)のみですので増結セットを無理に買う必要はないまであります。
付属品はアンテナ類のランナー、ホイッスル、交流避雷器、ベンチレーター、ライトスイッチ操作用ドライバーと行先表示シールです。
行先表示シールの内容は愛称表示と行先表示、客扉横の号車・自由席指定席表示で愛称と行先は以下の通りです。
愛称表示:しらさぎ ダイナスター 能登かがり火 ホームライナー
行先表示:名古屋 米原 金沢 福井 和倉温泉 関ヶ原 大垣
定期列車で運転される基本的な行先はしっかり収録されています。
非貫通顔ライト類の点灯状態です。ライトはヘッドライトが電球色、テールライトが赤色で明るく綺麗に点灯します。従来のKATO製681系は光源が電球だったり黄色LEDだったりしたはずですが、このしらさぎ仕様から電球色LED基盤に変更になり、ヘッドライトが明るく綺麗に電球色で点灯するようになりました。
前面の造形は良さげですが、運転台部分はおでこライトへの導光機構が目立ち、設計の古さは感じます。
貫通顔のライト点灯状態です。こちらも電球色・赤色LEDで明るく綺麗に点灯します。
貫通顔も非貫通顔同様に造形は良いですが、683系でが再現されているライトカバーが再現されておらず、導光材がむき出しになっている点はやはり設計の古さを感じます。E351系なんかは最後の生産でライトカバーを設定したので681系も今年の再生産で…、と思っていたりもしましたが改善されてなかったですね。
貫通形先頭車の前面カプラーはフック付きの密連型KATOカプラーとなっています。これは227系ASSYで2段電連パーツが確保でき次第、フックなしカプラーに交換予定です。
先頭車同士の連結面です。カプラーを前に引き出して首振りをするいつも通りの構造なので、連結間隔は広めです。
中間カプラーは台車マウントのジャンパ管付きKATOカプラー密連型が標準で装備されています。
連結間隔はボディマウントカプラーほどではありませんが実感的な狭さとなっています。
元はくたか用編成がプロトタイプということで、はくたか時代の160㎞/h運転対応のため装備されていたディスクブレーキを表現するため銀色車輪採用となっています。台車は重厚感があり良さげです。
サハ681のフリースペース(?)部分の窓もしっかりと再現されています。
各種アンテナ類は別パーツと屋根板との一体成型を混用し、立体的に再現されています。従来製品では再現されていなかった寒冷地仕様のカバー付きホイッスルもこの製品から再現されるようになっています。
非貫通顔先頭車は横から見てもしっかり681系のシルエットに見えるよう、流線型形状が再現されています。
ブルーとオレンジのしらさぎ帯やJRマーク、保安装置表示などは綺麗に印刷されています。
行先表示・愛称表示は最近の凹モールドではなくガラスパーツによる再現となっているため、室内灯を入れればちゃんと光ります。
ドア横の表示器のみ製品状態では凹モールドでの再現となっていますが、シールを貼らない場合製品状態のボディ色だとあまり見栄えが良くないので黒色で着色をしています。
パンタグラフ周りは交直流機器が屋根板へのモールドで再現されています(直流避雷器・交流避雷器のみ別パーツ)。色が屋根と同色なので寂しいですが、造形自体は精密に作られており塗分けをすれば化けると思います。
クーラーは号車によって3種類が作り分けられています。基本設計は古いですがしっかりと作りこまれていて見栄えは良いです。
では各車両を見ていきます。
プロトタイプは金沢総合車両所(金サワ)所属のW02編成(基本編成)、W12編成(付属編成)です。
←米原 名古屋・金沢→
1号車 クロ681-8 グリーン車 基本セット
2号車 サハ680-16 基本セット
3号車 モハ681-4 基本セット
4号車 サハ681-208 基本セット(動力車)
5号車 サハ680-15 基本セット
6号車 クモハ681-508 基本セット
7号車 クハ680-509 増結セット
8号車 モハ681-207 増結セット
9号車 クハ681-9 増結セット
以上、681系しらさぎの紹介でした。
「はくたか」廃止前から順次はくたか用681系のしらさぎ色への塗装変更は進められていたため、この製品の基本セットと増結セットのモハを入れ替えることで、最晩年の特急「はくたか」を再現することも可能です。
現在は北陸地区のダイナスター・能登かがり火でも使用されるためか、先代の683系2000番台には貼られていた「SHIRASAGI」のエンブレムステッカーが現行の681系・683系8000番台では貼られておらずちょっと側面が寂しく感じるこのしらさぎ用681系ですが、2024年以降に予定されている(らしい)置換えの時まで元気に走ってもらいたいです。
最後は、時期は被らないものの同じ金サワ所属の特急車で、「能登」の名を関する列車で使用されていた489系能登との並びで締めたいと思います。
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